南信州新聞 「子どもと一緒に鑑賞した母親は、涙を拭きながら見入っていた。」
生まれることを再体験
全国で2番目に プラネタリウム番組特別上映
生まれることを再体験するプラネタリウム番組「LIFE いのち」の特別上映と、
制作者でアーティストの橋本昌彦さんのコンサートが17日、
飯田市追手町の市美術博物館であった。
親子ら約100人が来場し、母親のお腹に宿った命が成長する映像に見入った。
上映会とコンサートは県看護協会飯田支部が主催し、入場券は1日半で完売した。
飯田での公開は東京に続いて2会場目。今後は県内外のプラネタリウムでの公開を目指す。
プラネタリウム番組は、子育てに追い詰められる母親のためにできることをーと、
メッセージソングを発表してきた橋本さんが、
命の尊さを実感してもらうために1年半かけて制作したもので、
1960年代に撮影された胎内写真が使われている。
プラネタリウムには広大な宇宙や母親の胎内が映し出され、
胎児が徐々に大きくなる写真とともに、橋本さんの語りと音楽が流れた。
子どもと一緒に鑑賞した母親は、涙を拭きながら見入っていた。