「怒り」と「癒し」
互いに、そのエネルギーは外に向くか、内側に向くかのどちらか。
ここでの癒しは心の癒しの意味。
内側から生まれた「怒り」は外へ出ようとする。
「癒し」もまた、涙となり外へ出ようとする。
二つは「光と影」のような存在。
互いに内側に溜め込むと、心や体に無理がかかっていく。
「癒し」は沸き起こる感情を、受け入れることができた瞬間に心底癒されるが、
その感情を受け入れることができない限り、心に何かが引っかかったままの状態が続く。
「癒されない」何かがずっと残ったままになる。
喉仏に骨が刺さったままのような状態だ。
「怒り」このエネルギーも、
何か理由があるから怒りのエネルギーが湧いてくる。
その何かが、癒されると怒らなくなったりするもの。
これらは目には見えないエネルギーなので、
大切に思われがちではないかもしれないが、実はそれが一番僕ら自身に大きく影響している。
しかし、目に見えないだけに、わからない。気がつかないのだ。
「心」とはまさに、「光と影」が入り交ざったのようなもので、宇宙のように複雑だ。
沸き起こる感情には、すべて「理由」がある。
その理由を自分で見つけ、一つ一つ受け入れていく。
自分が自分らしくいられるために
大切なことなのだ。
泣きたくなったら、堪えず泣いた方がいい
怒りたくなっった、堪えず怒ればいい
ただし、人を傷つけてはいけない
僕らは怒りと癒しを繰り返しながら
理性や考え方、向き合い方、使い方といったものを知ってゆく。